【物件探訪】桃山マンション 伊豆/熱海

熱海でブランド立地といえば「熱海市桃山町」。桃山の住所を持つマンションは4棟。今回はその中でも最も高台に位置する「桃山マンション」を見てきました。建築されたのは1965年。分譲したのは、三善不動産と大京。

エントランス上の「MOMOYAMA MANSION」のロゴがレトロです。

西向き住戸は開口部の角度が少しづつ変えられおり、階によって、バルコニーの付き方も違っています。今のマンションはこんなお金のかかる作り方はしません。熱海駅からは徒歩で約18分。ただし、行きは急な上り坂なので、タクシーを利用した方がいいでしょう。ただし、それだけの坂を登ってきただけあって眺望は、

絶景パノラマです。今回は8階の部屋を見せて頂きましたが、初島・大島はもちろん。冬の空気の澄んだ日には房総半島まで見渡せます。もちろん、毎年3月~12月までに10回以上も行う熱海海上花火大会を見るにも絶好のロケーション。部屋からだけでなく、屋上や6階のエントランスロビーからも見えます。

さらに、このマンションの特徴は戸別温泉。リゾートマンションのほとんどが、部屋には温泉を引かず大浴場だけに温泉が引き込まれている。この物件は、部屋のお風呂の蛇口をひねると温泉が出てきます。なので、早朝だろうと深夜だろうと誰の目も気にせず、好きな時間に何回でも熱海の温泉に浸かることができます。

リビングはバルコニーに面しており、ワイドスパンでかなり明るい。全室がこの仕様かどうかは不明ですが、リビングの壁面にはレトロモダンな石壁とウォールキャビネット。

58㎡という広さでありながら、広く感じるのは、リビングに面した和室のおかげ。奥の窓には障子の他に木製のよろい戸(ルーバー)がついています。これは、窓が共用廊下に面しているため、窓を開けた時に中が見えないように目隠しをしながら、通風も確保している。このような細かい作り手の気遣いが感じられるマンション。

旅館風の玄関ポーチ扉

エントランスロビー

エレベーター上か下か。

 

 

 

 

 

この物件はあまり中古物件としては出ませんが、もし「別荘リゾートnet」で掲載されていたら一度足を運んでみて下さい。今後も中古でしか手に入らない、都心でいうビンテージマンションをご紹介していきます。

取材協力:東都ビラ㈱仲介事業部 静岡県熱海市西熱海町2-1-3 ☎0557-81-1215

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karashi の紹介

1973年生まれ。㈱リクルートで約15年間 別荘・リゾートマンションマーケットに携わる。現在は、別荘コメンテーターとして、各リゾート地を飛び回り、別荘はもちろん周辺商材や食材も調査。
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